放射線審議会で、全放射線審議委員の席が空席状態に。

【放射線審議会】


放射線審議会とは

「放射線障害防止の技術的基準に関する法律」に基づき

震災後に設置された諮問機関のことです。



昨年９月に、文部科学省から現在の原子力規制委員会に

所管が移ったこの放射線審議会ですが

学識経験者からなる２０人以内の委員で構成されています。





その「放射線審議会」ですが

なんと、昨年９月から、２０人の委員すべての空席が続いているそうです



こんなことってあるのでしょうか？



原因として

「規制委が任命要件を厳しくした事が原因ではないか？」
とも言われています


しかし、このスピードを求められる復興のさなか

こんな事で良いのでしょうか？



そんな状況では、審議会への諮問が遅れてしまい

ひいては、安倍内閣が掲げている「復興の加速」に多大な

影響を与える可能性も否定できません。。。


規制委は審議会の「透明性」と「中立性」を高めようと

委員の任命要件を厳格化しました。
　
※原子力事業者の役員や研究者は除外されています


また、「同一の原子力事業者から年間５０万円以上の報酬」

「原子力事業者から研究室などへの寄付」の有無についても

個々の委員に自己申告させて情報公開することも決定しています。


規制委の事務局にあたる原子力規制庁の担当者は


「任命要件が厳しくなったため、人選に時間がかかる」


と、話しているようですが、そんな事では一向に前へ進みません。。。



審議会が「機能停止」したままでは手続きが滞る可能性も十分にあります。




菅義偉官房長官は、避難者の防護措置や低減策について


「年内をめどに一定の見解を示す」


と発言していますが、、、



一刻も早い審議会の再開してほしいですよね・・・。